フラギイのメモ

Twitterで書き散らしたことを体系化しようとした。

仮面ライダーアギト

仮面ライダーアギト感想:第50,51話

翔一 アギトになっても楽しいことはいっぱいあった。彼のポジティブさが光る。これからアギトが増えていっても彼は人を温める者となろう。戦いという表現がなくなっても。 彼が最後に自分の店を持つ。これは最初は自分の領域のなかった彼が自分の領域を持っ…

仮面ライダーアギト感想:第48,49話

大いなる戦いもほぼなくなり、その中で異能はどう己の足の置きどころを見出すかということが描かれている。翔一 自分の領域を持ち始めた翔一。それでいて相手の領域にするっと入り込むアンノウンぶりは健在。 自分の生活の問題に悩む彼は今までありそうでな…

仮面ライダーアギト感想:第46,47話

力を身につけた者がそれを活かせるかどうか一つの節目となった46話と、戦いが(大方)終わったあとの彼らが個人として生きていけるのかを描いた47話翔一 氷川の言うとおり多くの人々を助けたと言っても、自分の記憶の中で最も助けなければならない人間を助けら…

仮面ライダーアギト感想:第44,45話

不特定多数のアギトという問題に翔一も向き合わなければならなくなってくる回 翔一 あるものは風谷事件の犯人個人を特定し、ある者は犯人がアギトであることを特定している。皆事件の一部だけを知り全体を知らない。それ故に自分こそが原因なのではと悩む。 …

仮面ライダーアギト感想:第43話

公式配信が43話+TVSPだったので今回は43話の感想のみです。 翔一 記憶を取り戻しても自分は変わらないという翔一。一度目に記憶を取り戻したときは明らかに思考回路や執着が我らの知る翔一とは違ったのに、今回記憶を取り戻したときはさほど変わらない。以前…

仮面ライダーアギト感想:第41,42話

改造人間津上翔一の誕生エピソード、そしてすべての戦いの原因が描かれた 翔一 葦原が真島から聞き出した木野の過去から三者三様の反応が見られるのが面白い。できる限りの理解を試みる氷川。自身の苦労も相まって彼の心情を察する葦原。そして、過去への執…

仮面ライダーアギト感想:第39,40話

真島という、これからアギトになるであろう人がまた一つ新たな選択肢を見せる回 翔一 木野という存在に対し最初は本気を出すことができなかった彼。アギトの会の構想を語っているときでも他のアギトが友人になることを無条件に信じていた節もある。それだけ…

仮面ライダーアギト感想:第37,38話

本当にアギトが複数現れたら。そしてアギトやギルスのように個人の善性を頼りにできなかったらということが描かれた回。 同時に、過去に固執したまま道半ばで倒れたあかつき号メンバーたちであったが、彼らが変身能力開花まで生き延びられたらどうなるかを見…

仮面ライダーアギト感想:第35,36話

アギトであることやこれからのアギト問題に触れられ、あかつき号の謎だけでなく未来へも目が向けられる回。翔一 自分と葦原以外のアギトの存在に言及する翔一。そこに不安やネガティブな感情はなく純粋に仲間を見つける喜びを見出している。アンノウンや自分…

仮面ライダーアギト感想:第33,34話

ついに三人の物語が交わりだす 翔一 今までは多少の苦戦はあれ戦う生活自体はやれていたが、自身の根源となる恐怖に出会い、その状態が解けてしまった。 翔一はなぜ自分のために戦えなかったのか?それは今までの彼には、自分の為も何もその“自己”がなかった…

仮面ライダーアギト感想:第31,32話

アギトやその予備段階としての超能力者が複数出てきて、彼らのそれぞれの生き方の違いが明らかになった回。またアンノウンも明確に強くなってきて今後の波乱を予感させる。翔一 真魚の質問に対し「誰かをこういう人だと言っても(見えても)そうかわからない」…

仮面ライダーアギト感想:第29,30話

29.30話 翔一と氷川の掛け合いを始め、ギャグ要素の強い回だがいくつか重要な要素も明かされている。翔一 記憶を再度失った意味、それは今の彼に解決すべき課題があるということなのだろう。記憶を取り戻して昔の彼に戻ったとしても、それは視聴者にしても知…

仮面ライダーアギト感想:第27,28話

この作品における「力とは?」が言語化される回。基本的に説明台詞がすくなく、ドラマで見せる本作においては珍しい。折り返し地点なので一旦整理する意味合いだろう。翔一 記憶を取り戻した彼は姉の自殺を受け入れられないなど普通の人間に近い精神性を持つ…

仮面ライダーアギト感想:第25,26話

G3-Xのお披露目も終わり、また、あかつき号の謎へフォーカスされるように翔一 今までのあかつき号関係者といい今回の夢といい、過去にまつわる事象に出てくる性別は女性であることが多い。実はヒーローズ版の翔一はこういうところから拾ってるのだとしたらや…

仮面ライダーアギト感想:第23,24話

G3-Xの登場回だが、何故出てくるかの説明だけでなくその周辺にまつわる人間関係がどんどん繋がっていくのでドラマ的にも非常に重要な回。翔一 自分以上の常識外れ・小沢にはペースを握るし、いつも煙に巻く氷川の頼みを聞いてG3-Xを装着したり、主にリアクシ…

仮面ライダーアギト感想:第21,22話

今までの独立していた3ライダーが一挙に揃う転換点。翔一 葦原が寝込んでいるときに真魚を榊宅に挙げないようにする。葦原の病状を慮ってのことか。彼は大雑把なようでいてこういうところに配慮できるのよな。自分のことだけでなく葦原のことを榊に伝えたり…

仮面ライダーアギト感想:第19,20話

翔一 榊に対して本気で好きなようには見えないが、それでも彼女の助けに応じ引っ越しを決める。また。パン屋営業時間中も葦原のためにパンを持ち帰る。こういったところから、正体不明の翔一であるが、彼の優しさは紛れもなく本物として描写され、バックボー…

仮面ライダーアギト感想:第17,18話

3話構成。ここから連続ドラマ色が濃くなり前後編の区切りが弱くなってくる。翔一 翔一の持ち物は少ない=彼の領域は小さい、ということを表しているのかもしれない。彼は他者の居場所にはいつの間にかするっと入るが、彼自身の居場所は不定形で今ひとつ不明瞭…

仮面ライダーアギト感想:第15,16話

翔一 天気が良かったから記憶喪失からも立ち直れたという翔一。もちろん大半の人間にはそんなことは不可能だ。今の、記憶喪失となった翔一は人間的な弱さ・俗っぽさを持ちつつも物語の主人公たる特異性をも持ち合わせていることが此処でも描写されている。 …

仮面ライダーアギト感想:第13,14話

風谷殺害事件について進む回。アンノウンと一見関係ない謎がなんのために存在するのか?こういった謎も並行していく。翔一 今回単なる苦戦の域を超えて命の危険に晒された彼。これまではなんとなくの善性とアギトの本能というふわふわとした理由で戦えてきた…

仮面ライダーアギト感想:第11,12話

感想は書いてるうちにこの回で描かれているのは「手段と目的」なのかなと思った。 翔一 過去を知ることが怖いのか美杉たちの記憶を取り戻すはからいをはぐらかす翔一くん、人並みに恐怖や人間臭さもあることは以前から描かれている通り。しかし、その一方で…

仮面ライダーアギト感想:第9,10話

3人の物語を結ぶための布石が置かれた回。 この作品はミクロな人間模様が主というより(勿論それらも手を抜いてはいないが)、あかつき号という柱から発せられる刺激にそれぞれの3本のストーリーラインの登場人物が刺激を受ける形だ。翔一 地に足ついた生活を…

仮面ライダーアギト感想:第7,8話

前回で主要人物が出揃ったため、やや落ち着いて物語を紡いだ回翔一 翔一は本当に殺人犯なのか?記憶もないためそれを完全に否定できない。翔一の正体不明さにある種孤高のヒーローを感じ始めた矢先に、その正体不明さの負の面を視聴者に見せていくことで停滞…

仮面ライダーアギト感想:第5,6話

第3のライダーギルスが登場する。それに加えアンノウンの殺害対象の選別の有無、氷川の過去などこれからのアギトを牽引していくための要素が示唆された。前回までがクウガとの差異の説明段階なら、ここからアギトという物語のエンジンをかけていくところだ。…

仮面ライダーアギト感想:第3,4話

前回までが、クウガとの差異と世界観の説明に尺を割いていたため、主役である翔一が戦う理由などはこの回で描写されることになる。今の個々の世界観が確立された平成ライダー枠からは少し外れた構成だがこれも黎明期ゆえだろう。 翔一 どうやらG3を襲ったの…

仮面ライダーアギト感想:第1・2話

ちょうど公式配信が始まったので2話単位で書いて行こうと思います。 概要 この2回を観ていると他作品同様の「仮面ライダーアギト」の導入に加えて、前作クウガの続編ではないことのアピールの二つが行われている。その2つの仕事に追われているため、本作の持…

仮面ライダーギルス(マツイ製作所)

マツイ製作所さんより2019年のワンダーフェスティバルで販売されていたギルスの フィギュアです。 ギルスの体格・質感が見事に表現された一品 複眼はクリアーパーツが使用されており透明感があります 大きさはアーツの1.5倍程。ガレキの塗装は初めてでしたが…

仮面ライダーアギト感想:概要

・特徴は連続ドラマと群像劇 元々作風が私の肌に合っていたのでアギト・龍騎・555の3作はいずれも放送中に熱中し、今でも好きな作品上位3でいずれも甲乙つけがたい。ただ、完全に横並びであるというわけではなく、その日の気分だったり個々の要素ごとに多少…